面白くないよ。全然。
中学生の頃にこれを観たらすごく面白い!と思ったかもしれない。
でも今の私には無理だった。
だってさあ、帝都自体が変だもん。
戦争を回避して、おドイツな日本。
工業立国なのか、でかい工場が帝都の近くにあり、しかし工員は街にいないのね。
華族さまと、浮浪者の対比なのね。
普通華族様と、一般大衆じゃないのかなぁ。
一般大衆なのは昭和初期な下町風情のおっさんだけなのか。
農民もブルーカラーもまったくいない世界に見えた。
それも世界観に引き込まれるようなストーリーならいいのだけど、そうじゃないのが問題なのだ。
二十面相の正体は、まあ分かってたけどね。
ドレスの試着のときのお嬢様の反応も変だなと思ったし。
でもなぁ。
食べ物が天から降ってくる(比喩だからね)ような世界はダメだと思うの。
CGも残念なデキの作品でした。
観るべきとこはアクションと松たか子かな?
監督・脚本:佐藤嗣麻子
原作:北村想
出演:金城武/松たか子/仲村トオル/國村隼/高島礼子/本郷奏多/今井悠貴/益岡徹/鹿賀丈史
・K-20 怪人二十面相・伝@woman excite